刀　白鞘入り　拵付き
Katana, Shirasaya, Koshirae

【銘文】無銘

【寸法】刃長 72.6cm(2尺3寸9分6厘)、反り 2.2cm(7分2厘)、元幅 3.19cm、元重ね 0.66cm、先幅 2.32cm、先重ね 0.50cm、目釘孔 2個、刀身重量 816.5g 、白鞘全長 105cm、拵全長 106.5cm

【時代】江戸時代末期

【国】美濃

【特徴】鎬造、庵棟、身幅広く、重ね尋常、反り高く、中切先やや延びる姿。

　茎は磨上、鑢目切り、先切り、目釘孔二。

　地鉄は、小杢目肌つみ、地沸つく。

　刃文は、互の目乱れ、尖り刃交じり、足・葉入る。
　
　帽子は、わずかに乱れこみ小丸に返る。

　黒塗鞘打刀拵 : 楼閣山水図鐔(鉄地金色絵)、植物図目貫(赤銅地容彫金色絵)、「左京」文字桐紋図縁・樵図頭(鉄地金色絵)

【見どころ】寿命は、じゅみょう、または、としながなどと読み、美濃の刀工一派です。一説に初代は永仁頃とされますが、現存するものは室町中期以降の二字銘で年紀のない作がほとんどです。縁起の良い名前であることから、誕生のお祝いなど贈答にも用いられたと伝えられています。本作は、磨上ながら長寸で堂々とした体配で、つんだ小杢目の鍛え肌に、足入りの互の目乱れ刃文を焼いて、寿命と極められています。

【状態】古研ぎで、部分的に鍛え肌にそった浅い傷がありますが、さほど目立つものではありません。

【付属品】ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵、拵袋、登録証(京都府59507号 平成20年10月10日交付)、保存刀剣鑑定書( 日本美術刀剣保存協会 令和元年12月2日発行)

【商品番号】A160421【価格】 売約済