刀　白鞘入り
Katana, Shirasaya

【銘文】表 : 備州長船祐定　裏 : 天文三年十二月日

【寸法】刃長 65.3cm(2尺1寸5分5厘)、反り 2.3cm(7分5厘）、元幅 3.08cm、元重ね 0.71cm、先幅 1.80cm、先重ね 0.39cm、目釘孔 1個、刀身重量 586g 、白鞘全長 96cm

【時代】室町時代末期

【国】備前

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、元先に幅差つき、反り高く、中切先となる姿。

生茎、鑢目勝手下がり、先刃上がり栗尻、目釘孔一。

地鉄は、板目肌、流れごころ、地沸つく。 刃文は、互の目に丁子や尖り刃を交え、よく沸づいて砂流しかかる。

帽子は、乱れ込み、先尖りごころに返る。

【見どころ】身幅の元先に差がつき、反りの高い姿で、刃中よく変化する乱れ刃文となり、よく沸づいています。

【状態】裏横手筋の下方3cmほどの平地に、小傷があります。そのほかは良好です。

【付属品】素銅地銀着一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(神奈川県39805号 昭和40年6月22日交付、令和4年1月12日確認のうえ訂正)