【寸法】刃長 40.6cm(1尺3寸3分9厘)、反り 2.8cm(9分2厘）、元幅 2.78cm、元重ね 0.73cm、先幅 3.08cm、先重ね 0.67cm、目釘孔 1個、刀身重量 571.5g 、白鞘全長 113cm、拵全長 228cm

【特徴】庵棟、身幅尋常、先幅やや張り、先反りの強くつく薙刀姿。

生茎、鑢目大筋違、先切り、目釘孔二内一埋。

彫物は、表裏に腰樋と添え樋を彫る。

地鉄は、小杢目肌、ところどころ流れ肌を交え、地沸つき、地景入る。

刃文は、互の目乱れ、沸よくつき、砂流かかる。

帽子は、表は直ぐ、裏は小湾れを交えて、尖りごころに、やや深く返る。鎬地と棟に飛焼きが入る。

【見どころ】よく沸づいた地刃で、先反りの強くつく姿の薙刀です。螺鈿をふんだんに施した拵えが付帯しています。

【状態】ヒケ・擦れ跡が少しあります。拵えは近年補修されたものです。

【付属品】素銅地一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵、登録証(福島県30641号 昭和43年5月20日交付)