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脇差 白鞘入り 拵付き Wakizashi, Shirasaya, Koshirae |
月山軍勝
Gassan Gunsho |
【銘文】表 : 月山軍勝作 裏 : 永正三年二月 |
【寸法】刃長 36.7cm(1尺2寸1分1厘)、反り 0.4cm(1分3厘)、元幅 3.13cm、元重ね 0.67cm、目釘孔1 個、刀身重量 324g 、白鞘全長 58cm、拵全長 60cm
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【時代】永正三年(1506) |
【国】出羽 |
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【特徴】平造、庵棟、身幅広く、重ね尋常、反り浅くつき、元先にあまり幅差のない姿。 生茎、鑢目筋違、先入山形、目釘孔一。 地鉄は、綾杉肌、地沸つき、白気ごころとなる。 刃文は、細直刃、ほつれて、小沸つき、細かな砂流しかかる。 帽子は、直ぐに焼き詰めとなる。 黒呂色塗鞘脇差拵 : 芦雁図頭(赤銅磨地高彫象嵌色絵)、笹竹図縁(赤銅石目地高彫象嵌色絵)、牧童笛吹図目貫(赤銅地容彫金色絵)、芦雁図鐔(鉄地据文象嵌) 【見どころ】月山軍勝(ぐんしょう・むらまさ)は、永正頃の奥羽月山の刀工です。銘鑑によると、貞治(1362~)や応永(1394~)頃、すでに月山に軍勝と銘する鍛治が複数あり、彼らは筑紫でもうったと伝えています。また応安(1368~)頃、日向にも軍勝ときる工があり出来は月山に類似するといいます。これらから、蝦夷に接する最前線の出羽から九州の筑紫・日向との間をかつて月山鍛治が往来したことがうかがえます。本作は、綾杉肌よく練れ白けごころとなる地鉄に細直刃ほつれ小沸つく平造脇差で、江戸時代の拵がついています。永正三年の年紀も貴重で、軍勝という月山鍛治の名跡が室町後期に及んで受け継がれたことを示しています。 【状態】研磨済み、白鞘・ツナギ新調。 |
【付属品】銅一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵(小柄欠)、拵袋、登録証(青森県17559号 令和7年3月7日交付)、特別保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和7年8月22日発行)
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【商品番号】A061225 【価格】680,000円(消費税、国内送料込み) |

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