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脇差 拵入り Wakizashi, Koshirae |
越前三代康継
Echizen 3rd generation Yasutsugu |
【銘文】表 : (葵紋)康継於越前作之 |
【寸法】刃長 53.6cm(1尺7寸6分8厘)、反り 1.5cm(4分9厘)、元幅 2.91cm、元重ね 0.64cm、先幅 2.05cm、先重ね 0.47cm、目釘孔 1個、刀身重量 518.5g 、拵全長 85cm
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【時代】江戸時代前期 |
【国】越前 |
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【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、反りややつき、中切先となる姿。 生茎、鑢目勝手下がり、先剣形、目釘孔一、差表はばき元に葵文をきる。 地鉄は、板目肌杢交じり、やや肌立ちごころ、地沸つき、地景細かに入り、かな色やや黒めとなる。 刃文は、直刃調、浅く湾れ、互の目刃交じり、匂深く小沸つく。 帽子は、直ぐに小丸、先細かに掃きかける。浅く湾れて三品風がある。 杢目塗鞘脇差拵 : 葵図縁頭(素銅地金象嵌)、植物図目貫(素銅地容彫金色絵)、葵木瓜形杢目文鐔(鉄地)、柄織柄糸諸撮巻柄 【見どころ】越前三代康継は、四郎右衛門といい、越前下坂派の刀工初代康継の三男です。はじめ越前結城家に仕えた初代康継が、慶長十一年頃に徳川家康・秀忠両将軍の前で鍛刀し、その賞として葵紋と「康」の一字を賜って以降、康継家は江戸と越前を一年おきに勤務することとなります。二代康継が没した時、二代の実子右馬助はわずか十七歳でした。そのため四郎右衛門に三代康継を相続させようという一派があり、家督相続の問題が起こります。右馬助が江戸康継家を、叔父四郎右衛門が越前康継家を、両下坂家が別れて相続することで決着し、以後、江戸と越前でそれぞれ定住奉公することとなりました。本作は、初二代の風を継いだ作風で、板目肌杢交じり、やや肌立ちごころとなる越前がねに、直刃調浅く湾れ互の目刃交じる刃文となっています。茎にのびやかに「於越前」銘をきっています。 【状態】刀身は古研ぎの状態で、ごくわずかに小錆やヒケがあるものの概ね良好です。拵は、柄巻きの白鮫着や塗鞘に部分的な剥落があります。 |
【付属品】素銅二重ハバキ、拵、拵袋、登録証(東京都326395号 令和五年六月拾参日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和5年12月15日発行)
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【商品番号】A040925 【価格】550,000円(消費税、国内送料込み) |
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