短刀　白鞘入り
Tanto, Shirasaya

【銘文】表 : 義助

【寸法】刃長 20.6cm(6寸7分9厘)、内反り、元幅 1.95cm、元重ね 0.45cm、目釘孔 2個、刀身重量 77.8g 、白鞘全長 37cm

【時代】室町時代後期

【国】駿河

【特徴】平造、庵棟、身幅・重ね尋常、内反りの短刀姿。

彫物は、表に護摩箸、裏に腰樋を彫る。

生茎、鑢目勝手下がり、先栗尻、目釘孔二。

地鉄は、板目肌、わずかに肌立ち、地沸つき、白け映り立つ。

刃文は、大きく湾れた腰刃が表裏揃い、つづいて匂口締まりごころの細直刃となり、小沸つき処々刃縁ほつれる。

帽子は、直ぐに表大丸風先やや尖りごころ、裏は大丸に返る。

【見どころ】義助は、駿州島田派の祖で室町中期から新々刀期まで同名が数代続きました。本作は小ぶりの引き締まった姿の短刀で義助としては珍しい細直刃を焼いています。

【状態】茎にやや小錆がありますが、そのほかは良好です。研磨済、白鞘新調。

【付属品】銅合金ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(京都府60907号 令和五年七月拾壱日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和7年8月22日発行)

【商品番号】A031225　【価格】280,000円(消費税、国内送料込み)