脇差　白鞘入り、拵付き
Wakizashi, Shirasaya, Koshirae

【銘文】無銘

【寸法】刃長 47.3cm(1尺5寸6分1厘)、反り 1.2cm(3分9厘）、元幅 2.84cm、元重ね 0.65cm、先幅 2.14cm、先重ね 0.38cm、目釘孔 1個、刀身重量 383.5g 、白鞘全長 69.5cm、拵全長 67cm

【時代】江戸時代初期

【国】備後／紀伊

【特徴】鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、元先にやや幅差つき、鎬幅広めに鎬筋高く、反り頃合いにつき、中切先となる姿。

生茎、鑢目切り、先入山形、目釘孔一。

地鉄は、板目肌が総体に柾がかり、杢目を交え、地沸つき、地景入る。

刃文は、細直刃調に小互の目乱れを交え、小沸つき、足入り、ほつれ状の働きがある。

帽子は、直ぐに先掃きかけて返る。

黒呂色塗鞘脇差拵 : 竹割虎図縁頭(赤銅魚々子地高彫金色絵)、水仙図鐔(銘 : 駿河卓良作・鉄地高彫金象嵌)、蓮図目貫(赤銅地容彫金色絵)、茶色糸諸撮巻柄

【見どころ】鎬筋高く元先にやや幅差つき中切先となる姿で、柾がかる地鉄や、小沸つきほつれごころのある刃文で、大和伝を鮮明に顕した作です。保存刀剣鑑定書では貝三原、倉敷刀剣美術館鑑定書では二代南紀重國と極められています。

【状態】良好です。拵は、栗形や鮫皮、塗鞘に経年の使用感がみられ、白鞘とツナギが新調されています。

【付属品】素銅一重ハバキ、白鞘、白鞘袋、拵、拵袋、登録証(栃木県52989号 平成弍拾九年拾壱月拾六日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 令和7年5月28日発行) 、倉敷刀剣美術館鑑定書(令和7年8月15日発行)

【商品番号】A030925　【価格】280,000円(消費税、国内送料込み)