Touken Komachi


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短刀 白鞘入り
Tanto, Shirasaya
石州長浜
Sekishu Nagahama
【銘文】銘(表)なし (裏)石州長浜
【寸法】刃長 27.2cm(8寸9分7厘)、反り0cm(なし)、元幅 2.66cm、棟元重ね 0.61cm、目釘孔 1個、刀身重量 161.5g 、白鞘全長 46cm
【時代】室町時代末期
【国】石見国
【特徴】平造、庵棟、身幅・重ね尋常な短刀。生茎、鑢目勝手下がり、先栗尻、目釘孔1。茎反りがわずかにつく。棟区を一分ほど送る。地鉄は板目肌流れごころ、刃寄りは柾がかり、地沸つき、地斑映り立つ。刃文は、細直刃、わずかに浅く湾れ、細かに沸づき、掃掛けかかる。帽子は、掃掛けて小丸に返る。  
 
石州長浜刀工は、室町時代初期から末期にかけて、石見国長浜の地に栄えました。石州の鋼を用いた質の良い刀剣は、当時海外からの需要も多く、長浜港から中国や朝鮮に多数輸出されたと伝えられています。

石州長浜(住)□□と切る刀工には、次のような銘があります。
貞綱、祥末、林喜(もりよし)、忠継、次弘、弘末、貞末、兼長、兼定、兼祥、宗弘、宗俊、宗継、元貞、昌貞、増重、正綱、正賢(まさたか)、正信、正永、正元、国吉、清継、清延、弘綱、弘永、長次、直有、直助、直友、直米、諶貞(のぶさだ)、定弘、貞広、貞弘、貞元、貞次、真有、真包、重正、末定、末継、末綱、末祥、季久、季定(すえさだ)、助吉、放末(すけすえ)、豊弘、次弘、義弘、綱久、康平、吉末、吉真ほか。(順不同)

島根県浜田市長浜町にある宝憧寺山公園に、石州長浜刀工之碑が建立(昭和50年11月3日に除幕)されており、建碑の要旨について、麻生福人氏が昭和51年5月25日発行の刀苑第12巻第5号掲載の論文『石州長浜の刀工』に、下記の通り記しています。

「中世の長浜港は水陸交通の要衝にして、且つ周布氏(スウシ)の貿易推進によって繁栄した。長浜刀工は石州産の玉鋼を用いて、時代の要求と内外需要に応じて盛んに良刀を鍛造した。その刀工数は応永ー文禄間百数十工を算し、長浜の地は山陰道屈指の鍛刀地であったが、周布氏の没落(元亀元年)を契機として刀工は四散して跡を断つ。今や往昔此の地に多数の刀工が、世界的文化財たる日本刀を製作していたことさえも忘れ去られようとしている。誠に哀惜に堪えない。茲に石州長浜刀工之碑を建て、長く其事績を顕彰する。」(原文を抜粋)

参考文献 : 島根県浜田市ウェブサイト、Index of Japanese Swordsmiths (Markus Sesko著)、『石州長浜の刀工』(麻生福人 著 刀苑第12巻第5号)(敬称略)

見どころ】末備前に似た造り込み、地斑映り立つ板目流れの地鉄、直刃刃中の沸の働きなどに特徴があり味わい深い短刀です。

昭和の刀剣愛好家の方々が建てた石州長浜刀工之碑、そして麻生服人氏の文字と写真による記録を辿ると、石州長浜刀工が繁栄した時代が鮮やかに浮かび上がってくるようです。本作に刀工名はなく石州長浜とだけ銘が切られています。

状態区下1cmほどの平地に小傷が1箇所あり、わずかにヒケがありますが、さほど目立たず現状で保存と鑑賞が可能です。
*より詳細にご覧になりたい部分を撮影してメールにてお届けすることが可能です。お気軽にご連絡ください。
*当店にて実物をご覧いただけます。お手にとってご覧になりたい方は、前日までにご予約の上、ぜひご来店くださいませ。

(刀剣小町 担当 塚田 まで TEL : 03-5284-9014 / E-mail : s_tsukada@toukenkomachi.com)
【付属品】木ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(滋賀県第18587号 平成16年6月4日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成16年8月9日発行)

【商品番号】A130616【価格】160,000円(消費税、国内送料込み)


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