Touken Komachi






脇差 白鞘入り
Wakizashi, Shirasaya
包宗
Kanemune
【銘文】包宗作
【寸法】刃長28.93cm(9寸5分5厘)、反り 0cm、元幅 2.25cm、元重ね 0.55cm、目釘孔 1個、刀身重量 156.5g 、白鞘全長 43cm
【時代】明治時代
【国】不明
【特徴】平造、庵棟、身幅細め、重ね尋常、反りなく、フクラ枯れごころとなる短刀姿。生茎、鑢目勝手下がり、先刃上がり栗尻、目釘孔一。地鉄はよくつんだ小板目肌、刃文は沸出来、互の目乱れ、小湾れや小丁子刃を交え、足入り、処々むら沸つき、金線・稲妻かかる。帽子は乱れ込み先尖ごころ、返りはそのまま棟焼きとなり区あたりまで長く焼き下げる。

包宗は銘鑑漏れの刀工ですが、銘字の「作」の字の五画目の縦線が左に大きく傾斜する傾向や、やや反りをもたせた茎の形状、作柄、かねの質感などに、宮本包則と共通点が鑑ぜられることから、包則の弟子の一人であった可能性が考えられます。草信博氏は『刀剣美術406号』「郷土刀紹介 因州兼広と因州則宗について」の論考で、宮本包則が明治元年、京都伏見稲荷山で三条宗近に倣い作刀した時の門人が、則宗・則近・則寿であったとし、宗近にあやかり門人に宗と近を名乗らせたと思われると持論を述べています。帝室技芸員に選ばれた宮本包則には弟子も多くいたと考えられます。本作は、包則の「則」ではなく「包」に、同様に宗近にあやかって「宗」を名乗らせた包則門人がいたのではと思わずにいられない作です


参考文献 : 『刀剣美術406号』「郷土刀紹介 因州兼広と因州則宗について」草信博 日本美術刀剣保存協会 平成2年11月号、『日本刀銘鑑』石井昌國編著 本間薫山校閲 雄山閣 2003  

見どころ
沸出来の互の目乱れが尖りごころの帽子で返り区まで長く焼き下げて棟焼きとなる、インパクトの大きな刃文が、すらりとした細身の平造の姿によく映えています。

状態研磨が仕上げ研ぎまで十分に行われておらず、細かなヒケ傷が全体的にやや目立ちます。現状は、曇り空に稲光が閃き、あたかもヒケ傷が線状の雨模様を描くような景色にも見え、それはそれでなかなか興趣があるのですが、本来傷気はほとんどないので、研ぎ上げると地刃が綺麗に見えて輝く晴れ間が出現してくるように思われます。

【付属品】木ハバキ、白鞘、白鞘袋、登録証(茨城県 第5003号 昭和27年11月31日交付)、保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会 平成二十九年二月二日発行)

【商品番号】A040717【価格】売約済


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